XILINX FPGA書き込み失敗 対策
作成者:mou-mou
Pericallisユニバーサルテスタには、XILINX社製のFPGA Spartan3Eが2個搭載されていて、コンフィグレーションPROMはXCF04を搭載しております。これらをデイジーチェーン接続しております。Digilent社のダウンロードケーブルXUP USB-JTAGで書き込みを行うと、失敗してしまいした。書き込み速度なども色々変更しても状態が変わりません。回路は何度見直しても、XILINX社からリリースされているドキュメントと全く同じです。純正のライター”Platform Cable USB”で試してみると、正常にコンフィグレーションもPROM書き込みも正常にできます。
XUP USB-JTAGでも本来は正常に書き込めるはずと思い、原因を考えてみました。
XUP USB-JTAGは、ヒューマンデータ社から購入しましたので、ヒューマンデータ社から発売されているFPGAボードを見てみるとバッファICが入っていました。もしかしたら、XUP-USB-JTAG-HとFPGAの間にはバッファが必要ではないか?と考え実験してみたところ、100%の確率で書き込みが成功するようになりました。
そこで、ヒューマンデータ社のZKB-031KITの代りに使用できるバッファ内蔵のコネクタ変換基板を製作致しました。
製作したJTAG-BUFFER基板の写真です。
この基板は製品では無く社内で使用するので、コストを抑える為に以前から気にはなっていた”Fusion PCB Service”に発注してみました。何と価格は10枚で$9.9です。しかも、郵送されてきた箱を開けると基板は20枚入ってました。出来としては、シルクは少しずれていたのと擦れていたのですが、電気的には問題なかったです。実験やチョットした治具などでコストを抑えたい場合には使えそうです。
参考までに、回路図と部品リストを掲載いたします。あと、ガーバーデータもアップしておきます。
記事の内容を参考に製作等していただいても結構ですが、結果については、自己責任でお願いします。
回路図
部品リスト
Q’TY | Reference | Part Name | Part Number | Manufacturer |
2 | U1-2 | IC | SN74LVC2G17DBV | Texas Instruments |
2 | C1-2 | CAPACITOR | GRM188R71H104KA93D | Murata |
8 | R1-8 | REGISTER | MCR03EZPJ000 | Rohm |
1 | CN1 | CONNECTER | 87831-1420 | Molex |
1 | CN2 | CONNECTER | 90121-0127 | Molex |
これらの部品はすべてDigi-Key Corporationで購入できます。
ガーバーデータはこちらから
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